#0071 エチルベンゼン、ジメチルテレフタレート、フッ化水素の職業暴露限界値、発がん性・生殖毒性分類について
職場における危険有害性の再評価に基づく有害化学物質の安全暴露限界値の更新について
プラスチックやゴムなど、日常生活で使用される製品の製造に役立つ化学物質の多くは、それらにさらされる労働者にとって有害であることが少なくありません。そのため、化学物質への曝露から生じる健康リスクを評価し、管理することは極めて重要です。そのため、潜在的に危険な化学物質の毒性を分類し、その職業暴露限界値(OEL)を設定し、その後の労働者の健康状態の報告に基づいて、これらの基準を長期的に更新するための労働衛生プログラムが実施されています。
本研究では、エチルベンゼン、テレフタル酸ジメチル、フッ化水素を中心に、発がん性、生殖毒性に分類し、健康への悪影響がない平均濃度(OEL-M)を検討しました。
エチルベンゼンについては、30ppmの作業者の聴力低下やラットの聴神経障害の報告から、OEL-Mを50ppm(parts per million、水1リットルあたりミリグラム)から20ppmに引き下げました。テレフタル酸ジメチルについては、1立方メートルあたり86ミリグラム(10ppm)の濃度で暴露したラットに皮膚や目の炎症が見られたことから、8ミリグラム(1ppm)のOEL-Mを提案しました。フッ化水素については、1立方メートルあたり(2.5~5)ミリグラムの濃度にさらされたヒトのボランティアで上気道刺激症状が増加したことから、OEL-Ceilingを2.5ミリグラム/立方メートル(3ppm)としました。また、エチルベンゼンを発がん性物質グループ2B、生殖毒性物質グループ2に分類し、それぞれ2001年、2014年に行った分類と同じにしました。
今回の評価を踏まえ、職場の危険有害性の進化と歩調を合わせるために、健康な職場環境の設定基準を定期的に見直すことが必要であると判断しました。
(注:本記事は原文英語記事からDeepLを用いて自動翻訳したものです)。
元のジャーナル記事へのリンク:
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/1348-9585.12151
この記事のタイトル:
Occupational exposure limits for ethyl benzene, dimethyl terephthalate and hydrogen fluoride, and carcinogenicity and reproductive toxicant classifications
著者:
Atsuko Araki, Kenichi Azuma, Ginji Endo, Yoko Endo, Tetsuhito Fukushima, Kunio Hara, Hajime Hori, Masayoshi Ichiba, Tatsuya Ishitake, Gaku Ichihara, Akiyoshi Ito, Yuki Ito, Satoko Iwasawa, Takeyasu Kakamu, Michihiro Kamijima, Kanae Karita, Takahiko Katoh, Toshio Kawai, Toshihiro Kawamoto, Reiko Kishi, Shinji Kumagai, Yukinori Kusaka, Muneyuki Miyagawa, Hiroyuki Miyauchi, Yasuo Morimoto, Kasuke Nagano, Hisao Naito, Tamie Nakajima, Makiko Nakano, Tetsuo Nomiyama, Hirokazu Okuda, Masayuki Okuda, Kazuyuki Omae, kazuhiro Sato, Tomotaka Sobue, Yasushi Suwazono, Toru Takebayashi, Tatsuya Takeshita, Teruomi Tsukahara, Masashi Tsunoda, Jun Ueyama, Yumi Umeda, Kenya Yamamoto, Yuko Yamano, Takenori Yamauchi, and Eiji Yano