#0037 日本の高齢者における最長職の会社規模と死亡率: 日本老年学的評価研究による6年間の追跡調査

疫学

日本における高齢者労働者の死亡率: 企業規模は重要か?


日本は世界的に見ても健康な国の一つですが、社会経済的な格差がますます大きくなっているため、最近では健康格差が顕著になってきています。労働安全衛生法では、従業員50人以上の事業所に対して、衛生管理者と医師の選任を義務付けています。この義務は50人未満の中小企業には適用されないため、研究者の中には、この義務が健康格差の原因であると考える人もいます。


しかし、一つの疑問が残ります: これらの健康格差は老年期に持ち越され、人々の死亡率上昇につながるのだろうか?


私たちの縦断研究では、日本人の高齢者において、最も長く勤めた仕事の会社規模と死亡率の関係を明らかにすることを目指しました。65歳以上の高齢者を対象に調査を行い、35,418人の回答者を約6年間フォローアップしました。


追跡期間中、3935人が死亡しました。統計解析の結果、高齢男性の死亡ハザード比は、年齢、学歴、職種、場所の違いを考慮してモデルを調整した後でも、企業規模が大きくなるにつれて大きく減少することがわかりました。この死亡率の差は、従業員数10人未満の企業と10,000人以上の企業という両極端な規模の間で特に顕著でした。


さらに、もう一つの興味深い発見は、日本人女性の死亡率ハザード比が企業規模によって大きく変化しないことです。これは、多くの日本女性が出産後はパートタイムでしか働かないという事実と一致しており、中小企業や大企業で働くことの影響は、おそらく男性よりも小さいと思われます。


本研究は、日本の高齢者における企業規模と死亡率の関係を明らかにした最初の研究です。今後、労働政策や産業保健制度を改善するために、この関係の根本的なメカニズムや要因を理解するために、さらなる研究が必要です。


(注:本記事は原文英語記事からDeepLを用いて自動翻訳したものです)。



元のジャーナル記事へのリンク:
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/1348-9585.12115



この記事のタイトル:
Size of company of the longest-held job and mortality in older Japanese adults: A 6-year follow-up study from the Japan Gerontological Evaluation Study



著者:
Satoru Kanamori, Taishi Tsuji, Tomoko Takamiya, Hiroyuki Kikuchi, Shigeru Inoue, Daisuke Takagi, Yuko Kai, Mitsuya Yamakita, Yoshito Kameda, Katsunori Kondo



DOI:
10.1002/1348-9585.12115

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