#0066 労働者を対象としたCDC HRQOL-4日本語版の妥当性検証
米国製の健康関連QOLテストは日本人にも実施可能
人の健康は、通常、その人が生きられると予想される平均年数である死亡率と、病気がその人の人生に与える影響を測定する罹患率で測られます。これらの数値には、身体機能や認知機能といった他の重要な要素や、健康に対するその人自身の体験は考慮されていません。
近年、健康関連QOL(HRQOL)という新しい概念が、患者や集団の健康に対する認識と、病気に伴う健康状態の間をつなぐことを試みています。
米国疾病管理予防センター(CDC)が開発したCDC HRQOL-4は、日本を含む諸外国でも国民の健康状態を評価するために採用されています。本研究では、CDC HRQOL-4日本語版の妥当性を確認するために、日本人労働者の健康状態や体調不良時の体験を正確かつ確実に表現できるかどうかを検証しました。
1300人以上が回答した質問紙調査により、参加者はCDC HRQOL-4日本語版の項目に答えることに何の困難も感じないことがわかりました。このことは、本測定法の実現性が高いことを示しています。また、信頼性と呼ばれる測定の質や、テストが測定しようとするものをどれだけ測定できるかという構成要素の妥当性についても良好でした。例えば、現在、病気や精神的な問題、痛み、睡眠障害などを抱えている労働者とそうでない労働者を比較すると、精神的な問題や睡眠障害のある人とない人の差が最も大きいことが分かりました。これは、何らかの病気や慢性疾患を持つ人は、そうでない人に比べて肉体的にも精神的にも不健康な日が有意に多いという先行研究と一致します。
また、CDC HRQOL-4と、心身の健康状態を把握するSF(short form)-8健康調査や、健康問題が労働能力に与える影響を評価するWFun(Work Functioning Impairment Scale)など、確立され実績のある指標を比較検討しました。その結果、CDC HRQOL-4は、SF-8やWFunの測定値と良好に比較されることがわかりました。
CDC HRQOL-4日本語版は、国内における労働者の健康状態を把握するための有効かつ信頼性の高い指標であると自信を持って言えるでしょう。また、その使い勝手の良さから、産業医が患者の健康状態を把握するために使用することも問題ないでしょう。
(注:本記事は原文英語記事からDeepLを用いて自動翻訳したものです)。
元のジャーナル記事へのリンク:
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/1348-9585.12152
この記事のタイトル:
Validation of the Japanese version of the CDC HRQOL-4 in workers
著者:
Odgerel Chimed-Ochir, Yuko Mine, Makoto Okawara, Koki Ibayashi, Fuyu Miyake, Yoshihisa Fujino