#E0023 スコアリング方式による労働衛生管理評価ツールの作成と職場改善の第一歩としての活用について

産業保健活動/産業保健職

標準化された評価ワークシートの使用により、安全規則遵守の改善が促進されました


現代の産業現場では、職場の安全衛生を目的としたさまざまな法令を遵守する必要があり、法令遵守の徹底が課題となっています。三井化学では、チェックリストを持った検査員による現場巡視を実施していますが、チェックリストでは法令遵守の徹底が図れないとの指摘を受けることがありました。


そこで、現場の安全衛生規制の遵守状況を数値化できるアセスメントツールの作成に着手しました。このツールは、規制遵守の最適化を図るとともに、職場の安全でない状況を生み出している職場の業務を特定するのに役立つと思います。また、職場の安全担当者が、職場の安全を促進するためのさまざまな介入の有効性を評価するのにも役立つでしょう。


私たちは最終的に、コンプライアンス率を数値化する「労働衛生管理アセスメント」と名付けたツールを開発しました。コンプライアンス率を数値化するためには、評価者が個々の規制について「0」「1」の2値でコンプライアンススコアを付け、全体のコンプライアンススコアを算出します。従って、遵守率とは、ある作業に関連する規制のうち、作業現場が遵守している割合のことです。安全衛生担当者一人が、作業責任者にインタビューすることで、ワークシートを完成させることができます。私たちのサイトでは、このツールを適用するのに約90分かかることが分かっており、少なくとも毎年適用することを推奨しています。このツールについては、Environmental and Occupational Health Practice誌に最近掲載された論文に記載されています。


労働衛生マネジメントアセスメントを実施した結果、安全衛生の向上が顕著になりました。2007年度の工場全体の遵守率は80%でしたが、2011年度には99.3%にまで向上しています。コンプライアンス率の低い事業所を減らし、高い事業所を増やすことに成功しました。今後は、リスクの高い業務に関連する項目を追加し、より良いツールにしていきたいと考えています。また、ある規制の遵守率が「0」となった事業所については、その理由を明記することが重要です。


結論として、当社の労働衛生管理アセスメントは、適用される職場の健康と安全に関する法律の遵守を促進する単一ワークシートの労働衛生評価を容易にするものです。毎年実施することで、コンプライアンス率の向上が期待できますので、ぜひ他の企業にも導入していただきたいと思います。


(注:本記事は原文英語記事からDeepLを用いて自動翻訳したものです)。


 

元のジャーナル記事へのリンク:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/eohp/2/1/2_2020-GPS03/_article


 


この記事のタイトル:
Preparation of a scoring-based occupational health management assessment tool and its utilization for the first step to improve workplace



著者:
Ryo Kawano



DOI:
10.1539/eohp.2020-GPS03

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