#E0030 産業保健職が自らの経験をもとに、災害対策に必要なコンピテンシーを考える

産業保健活動/産業保健職

危機への対処: 災害対応における産業保健専門職の役割


自然災害、人災を問わず、災害は企業にとって深刻な脅威となります。災害発生時には、事業継続と労働者の健康の確保が産業保健の観点から重要となり、災害管理における産業保健専門職(OHP)の役割が浮き彫りになっています。


OHPの災害対応を向上させるためには、災害管理に関するコンピテンシーのトレーニングが必要です。このような能力を特定するために、日本の研究者は、OHPが災害対応に必要とする29のスキルのリストを作成しました。このリストは、熊本地震で実施された災害対応活動に基づいています。その後、他の災害への対応経験を持つOHPを対象に、このリストの妥当性を検証しました。


リストの能力は、大きく分けて「組織内調整能力」「状況変化への対応力」「OHPとしての一貫性」の3つのカテゴリーに分類されました。回答者は、29のコンピテンシーをそれぞれ1(全く必要ない)から5(非常に必要)の5段階で評価するよう求められました。さらに、災害対応の経験の有無も公表してもらいました。


アンケートに回答した334名のOHPのうち、29.0%が災害対応の経験があることが判明しました。全体として、ほとんどの経験豊富なOHPは、災害対応のためのコンピテンシーリストに同意しました。その結果、「社員や会社との信頼関係の構築」が最も重要なコンピテンシーであることが判明しました。また、従業員の健康状態や病歴を詳細に把握することも重要であるとしています。また、OHPのアセスメントスキルや、状況に応じて自分の役割を明確にする能力も、上位10項目で高く評価されました。


これらの結果から、災害対応はOHPにとって一般的な経験ではないが、特定のスキルは異なるタイプの災害にも適用できることが示唆されました。災害時には、OHPはまず自分自身の安全を確保し、次に職業上のニーズの変化を理解し、それに従って行動する必要があります。今回の調査結果は、OHPが自らの役割の一貫性を保ち、災害を調整し対応するための適切なトレーニングの枠組みを開発することの重要性を強調するものです。このようなトレーニングの枠組みや関連するガイドラインは、労働者のニーズに妥協することなく、職業災害対応を大幅に改善し、事業継続や経済成長を支援することができるでしょう。


(注:本記事は原文英語記事からDeepLを用いて自動翻訳したものです)。


 

元のジャーナル記事へのリンク:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/eohp/3/1/3_2020-0023-OA/_article



この記事のタイトル:
Competencies of occupational health professionals for disaster management based on their own experiences



著者:
Tomoko Yokogawa, Etsuko Yoshikawa, Hitomi Abe, Seiichiro Tateishi, Koji Mori



DOI:
10.1539/eohp.2020-0023-OA

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