#0145 高温または多湿の環境での長袖ファン付きジャケットの着用による熱疲労の軽減
暑さを感じる 扇風機付きジャケットが熱中症対策に役立つ
地球温暖化によって地表温度が大幅に上昇し、労働者の熱中症が急増している。その結果、熱中症による死亡は世界的に労働衛生上の大きな問題となっている。過去10年間で、日本では労働者の熱関連疾患と関連死亡の平均数が増加している。熱ストレスを軽減するための一般的な解決策は、薄手の長袖ジャケットの腰付近に2つの小型扇風機を取り付けた扇風機付きジャケット(FAJ)である。しかし、通常の肉体労働条件下でのFAJの体温低下効果は評価されていない。そこで、日本の産業医科大学の研究者らは、猛暑や湿度の高い環境下での肉体労働におけるFAJの有効性を評価した。
この研究では、9人の健康な日本人男性を集め、それぞれ最低72時間の間隔を空けて4回の実験を行った。各実験は、15分の休息セッション、60分の運動セッション、最後の15分の休息セッションで構成された。60分のセッションの間、参加者は自転車エルゴメーター上で、高温乾燥(40℃、相対湿度30%)または温暖湿潤(30℃、相対湿度85%)の環境で運動した。評価は、参加者が通常の綿ジャケットを着用した場合(コントロール)と、12L/sの速度で空気を循環させるFAJを着用した場合の2回、それぞれの環境について行われた。
研究チームは、被験者の中核体温(直腸、食道、耳)、皮膚温、心拍数、体重変化率で示される発汗量を継続的にモニターした。
その結果、FAJは、高温-乾燥、高温-多湿のいずれの条件下でも、運動中の中核体温、皮膚温、心拍数、体重変化率の上昇を顕著に抑制することがわかった。さらに、FAJは、高温乾燥条件下での発汗量の急上昇を抑えることにより、冷却効果を発揮することが確認された。
本研究は、肉体的に過酷な作業中に長袖FAJを着用することで、周囲の気温が皮膚温より高くても熱ストレスを軽減できることを初めて確認したものである。これらの知見は、様々な作業環境条件下でのFAJの適用性に関する更なる調査への道を開き、肉体労働者の熱疲労を軽減することが期待される。
(注:本記事は原文英語記事からDeepLを用いて自動翻訳したものです)
元のジャーナル記事へのリンク:
https://academic.oup.com/joh/article/64/1/e12323/7249380
この記事のタイトル:
Mitigation of heat strain by wearing a long-sleeve fan-attached jacket in a hot or humid environment
著者:
Kimiyo Mori, Chikage Nagano, Kimie Fukuzawa, Natsuko Hoshuyama, Riho Tanaka, Kento Nishi, Kahori Hashimoto, Seichi Horie