#0019 首の痛みにはタスキを: 個別無作為化、非盲検、待機リスト対照試験
襷(たすき)は首の痛みを治療できるか?
首の痛みは、非常に一般的で、障害も多い問題です。日本では、女性の11.8%、男性の5.7%が首や肩の痛みを訴えており、日本人女性では最も多く、日本人男性では2番目に多い病気と言えます。しかし、残念ながら、首の痛みが多いにもかかわらず、既存の治療法に関する最近の研究レビューでは、その有効性について低品質のエビデンスしか見つかっていません。さらに、治療法によっては深刻な副作用を引き起こすこともあります。しかし、もし本当にシンプルで効果的な治療法があるとしたらどうでしょうか?
私の研究では、首の痛みを治療するために毎日襷(たすき)をかけることの有効性を評価しました。襷(たすき)とは、着物の袖を通すための帯のことです。襷は、肩を落とし、頭をまっすぐに保つという姿勢矯正の機能を持つため、首の痛みを持つ人から症状が改善したという話を聞いたことがありました。しかし、それを裏付ける臨床的な証拠はほとんどなかったため、私はこの新しい治療法を検証するために、対照臨床試験を実施することにしました。
私は、2018年から2019年にかけて、首の痛みに悩む計50人の参加者を募集しました。彼らは無作為に2つのグループに分けられ、一方は1週間毎日タスキをかけるように言われ、もう一方はタスキを受け取ったが使用しないように指示されました。それぞれの1週間の期間の最初と最後に、参加者はアンケートに答え、首の痛みの改善や悪化を数値化するために使用されました。
その結果、タスキを毎日着用することで、首の痛みの症状に対して、中程度の効果があることがわかりました。また、襷の装着は簡単で、毎日着用しても重大な副作用はありませんが、わずかな参加者から不快感や襷の外観を嫌いだという訴えがありました。このように、タスキは首の痛みに対するシンプルで安全、かつ安価な治療法となる可能性があります。
(注:本記事は原文英語記事からDeepLを用いて自動翻訳したものです)。
元のジャーナル記事へのリンク:
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/1348-9585.12097
この記事のタイトル:
Tasuki for neck pain: An individually-randomized, open-label, waiting-list-controlled trial
著者:
Yuki Furukawa