#0056 外添剤入りトナーのラットにおける単回気管内注入後の肺毒性の長期観察

健康増進

添加物入りの化粧水は肺に毒性がある?ラットを使った研究で判明


家庭やオフィスのプリンターには、レーザープリンターで印刷された画像や文字を形成するトナーが使われています。トナーの効率を上げるために、最近では二酸化チタンやシリカなどのナノ粒子をトナーの表面に添加することが行われています。しかし、これらの添加剤を使用した新しいトナーからは、肺毒性や持続的な炎症の原因となることが知られている揮発性有機化合物やナノ粒子、さらにはガンにつながる可能性があるとの報告もあります。


以前の研究で、私たちは添加物入りトナーの効果をラットを使って6ヶ月間調査しました。その際、添加物を含むトナーを投与するために、ラットに気管内注入(気管に直接投与すること)を行いました。その結果、6ヵ月後には、気管に炎症が持続し、DNA損傷マーカーが高値で検出されました。そこで、本研究では、トナー(最大2mg/ラット)を投与したラットを24ヵ月間観察し、腫瘍形成の可能性を検討しました。


本研究では、二酸化チタンとシリカのナノ粒子を配合したトナーを使用しました。炎症マーカー、病理組織学的分析による肺組織の変化、肺のDNA損傷の有無を調べることを目的としました。その結果、持続的な炎症とDNA損傷の兆候が見られたが、これらは深刻なものではないと判断されました。さらに、腫瘍発生の兆候は観察されなかった。


このことから、プリンターで使用されるトナーの量は、肺での毒性が低く、腫瘍を形成するほどの可能性はないことが示唆されました。このことは、添加物を含むトナーをプリンターで使用しても、深刻な副作用がなく、安全に使用できることを示唆しています。


(注:本記事は原文英語記事からDeepLを用いて自動翻訳したものです)。


 

元のジャーナル記事へのリンク:
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/1348-9585.12146



この記事のタイトル:
Long-term observation of pulmonary toxicity of toner with external additives following a single intratracheal instillation in rats



著者:
Taisuke Tomonaga, Hiroto Izumi, Yukiko Yoshiura, Takashi Marui, Ke-Yong Wang, Chinatsu Nishida, Kazuhiro Yatera, Yasuo Morimoto


DOI:
10.1002/1348-9585.12146

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