#0104 日本版GAWS(Gratitude at Work Scale)の信頼性・妥当性の検討
日本版「職場の感謝尺度」の信頼性と有効性
「ワークプレイスグラフィティ」とは、仕事の様々な側面が労働者の生活に影響を与えることを認識し、労働者が感謝することを意味する言葉です。その中心的な要素は、支援的な職場環境に対する感謝の気持ちと、意義のある仕事に対する感謝の気持ちの2つです。社会学者は、仕事に関する成果や個人のウェルビーイングの決定要因として、職場への感謝の重要性を長い間認識しており、そのため、それを定量化するための様々なツールの開発に力を注いできました。
このような取り組みから生まれた貴重なツールの一つが、職場への感謝を包括的に測定するためにデザインされた10項目の質問票であるGratitude at Work Scale(GAWS)です。しかし、問題点として、個性を重視する欧米文化とは対照的な相互依存文化を特徴とするアジア諸国における本ツールの有用性を検証した既存研究がないことが挙げられます。
そこで、国際的なガイドラインに基づき、日本語版GAWSを開発しました。そして、日本語版GAWSが職場の感謝の気持ちを表す指標として有用かどうかを検討する研究を行いました。この研究では、日本の労働者206名を対象にオンライン調査を実施し、そのうち93名が日本語版GAWSの初回回答から2週間後に再テストを行い、有効なデータを提供しました。
その結果、日本版GAWSは高い信頼性を持っており、2度回答した回答者は毎回同じような結果を得ることができました。また、いくつかの統計的な根拠から、「日本版GAWS」の妥当性(この文脈では、「日本版GAWS」の結果が、回答者の職場への感謝の度合いとどの程度一致しているかを意味する)が支持されました。
また、日本版GAWSの得点は、良好な仕事関連アウトカム、一般的なウェルビーイング、そして、感謝の気持ちを引き起こす出来事を認識し、それに対して感謝の気持ちで対応する一般的な傾向である特性感謝の気持ちと強い相関を示しました。この結果の詳細は、Journal of Occupational Health誌に掲載された論文に記載されています。
これらの結果から、日本版GAWSは、日本人労働者の職場における感謝の気持ちを測定するための信頼性の高い有効なツールであることが示されました。日本版GAWSは、日本人の職場に対する感謝の気持ちを測定するための信頼できる有効なツールであり、日本の職場に関する研究にとって貴重な資料となるでしょう。
(注:本記事は原文英語記事からDeepLを用いて自動翻訳したものです)。
元のジャーナル記事へのリンク:
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/1348-9585.12185
この記事のタイトル:
Reliability and validity of the Japanese version of the Gratitude at Work Scale (GAWS)
著者:
Yu Komase, Kazuhiro Watanabe, Natsu Sasaki, and Norito Kawakami