#E0045 ワーク・エンゲイジメントは訪問看護スタッフの職務資源と仕事から家族へのポジティブな波及(WFPS)の関係を媒介する
上司のサポートは訪問看護師のワークライフバランスを改善し離職を防ぐことができる
ワーク・エンゲイジメントとは、仕事へのコミットメントに関連する肯定的な主観的経験である。それは通常、離職率、職務満足度、生産性、燃え尽き症候群、メンタルヘルスといった従業員の成果として反映される。看護職員の中で、訪問看護師の離職率は最も高く、その主な原因は仕事の満足度の低さである。訪問看護師は40代が中心で、結婚や出産を理由に仕事を辞めるケースが多い。さらに、この離職は「仕事と家庭のスピルオーバー」と直接関係しており、家庭での役割が仕事に影響されたり、逆に仕事に影響されたりすることで、ポジティブにもネガティブにもなりうる。仕事から家族へのポジティブなスピルオーバー(WFPS)は、病院勤務の看護師においては職務資源とポジティブな関係があることが判明しているが、訪問看護師については評価されていない。
日本の研究チームは、訪問看護スタッフにおける職務資源が職務エンゲージメントとWFPSに及ぼす影響を検討するため、横断調査を実施した。調査対象は、福岡県にある108の訪問看護ステーションの男性15人、女性152人である。彼らの回答は採点され、分析された。ほとんどの職種において、職務資源がワーク・エンゲイジメントとWFPSを改善することによってワーク・ライフ・バランスを促進することがわかった。これらの仕事資源には、上司のサポート、同僚のサポート、仕事のコントロールが含まれた。職務資源はWFPSに直接影響しないものの、ワーク・エンゲイジメントとWFPSの両方を改善する上で重要な役割を果たした。上司のサポートは、ワークライフバランスを改善し、訪問看護師の離職率を低下させる重要な要因であった。
ワーク・エンゲイジメントは、仕事に対する健全な精神的態度を示すものであり、職務資源とWFPSの橋渡しの役割を果たす。ワーク・エンゲイジメントの向上は、WFPSの向上をもたらし、その結果、ポジティブな職務満足が促進される。職場の尊敬や礼儀正しさといった要素や、ジョブ・カスタマイゼーションやジョブ・クラフティングの機会によって、職務資源を補完することが不可欠である。本研究で得られた知見は、離職率の上昇を抑制し、仕事と家庭の積極的な両立を必要とする訪問看護師やその他の類似職務の従業員満足度を向上させるために非常に有用である。
結論として、訪問看護師におけるワーク・ライフ・バランスは、育児を充実させる能力と仕事への積極的な取り組みによって大きく左右され、先輩や上司の支援によってポジティブな影響を受ける可能性がある。
(注:本記事は原文英語記事からDeepLを用いて自動翻訳したものです)
元のジャーナル記事へのリンク:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/eohp/4/1/4_2021-0012-OA/_article
この記事のタイトル:
Work engagement mediates the relationship between job resources and work-to-family positive spillover (WFPS) for home-visit nursing staff
著者:
Satoshi Ikeda, Hisashi Eguchi, Hisanori Hiro, Kosuke Mafune, Ayako Hino, Kayoko Koga, Kazumi Nishimura, Mitsuyo Nakashima