#0010 ベトナムの病院看護師を対象とした職務内容調査票の検証

メンタルヘルス/心理社会的要因

ベトナムの看護師にも広く使われている「職務内容調査票」は有効なのか?


東南アジア諸国では、急速な高齢化が進んでおり、医療制度や医療スタッフに新たな課題を突きつけています。これらの国々では、看護師の負担が大きくなり、仕事に関連したストレスに悩まされることが多く、精神的な健康状態が良くないと報告する人も少なくありません。看護師の日常的な職場環境を把握することは、看護師が抱える問題や悩みを解決するための効果的な対策への第一歩となります。



1998年に開発されたJCQ(Job Contents Questionnaire)は、働く人の目から見た職場の様々な側面を測定するための強力なツールであることが証明されています。しかし、東南アジアの低・中所得国ではJCQはあまり使用されておらず、これらの国の看護師における有効性や信頼性は不明です。



そこで我々は、45%以上の看護師がうつ病や不安症などのメンタルヘルス不調を訴えているベトナムにおいて、JCQが看護師にとって有効なツールであるかどうかを検証することを目的とした研究を実施しました。

まず、JCQの原文22項目をベトナム語に翻訳し、ベトナムの総合病院の看護師1258人に配布しました。得られた949件の完全回答をもとに、JCQの内部一貫性と構造を確認し、JCQの結果を、定評のある調査票であるDASS21(Depression Anxiety Stress Scale 21)で得られた結果と比較しました。



その結果、ベトナム語のJCQは、ベトナムの看護師の職場環境における心理社会的側面を調査するために、ある程度の妥当性と信頼性を持って使用できることがわかりました。さらに、質問票の中で問題の多い項目を分析し、様々な改善策を検討しました。



本研究は、JCQが東南アジアの低中所得国の看護師が職場で経験していることを客観的に理解するための強力なツールとなる可能性があり、解決策が提案・実施される前の最初のステップとなるべき重要なものです。さらに、さらなる研究により、JCQを他の職種や環境にも拡張することで、世界中のさまざまな職場環境にポジティブな変化の波を起こすことが期待されます。


(注:本記事は原文英語記事からDeepLを用いて自動翻訳したものです)。


 


元のジャーナル記事へのリンク:
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/1348-9585.12086


この記事のタイトル:
Validation of the Job Content Questionnaire among hospital nurses in Vietnam


著者:
Natsu Sasaki, Kotaro Imamura, Tran T. T. Thuy, Kazuhiro Watanabe, Nguyen T. Huong, Kazuto Kuribayashi, Asuka Sakuraya, Bui M. Thu, Nguyen T. Quynh, Nguyen T. Kien, Nguyen T. Nga, Nguyen T. H. Giang, Truong Q. Tien, Harry Minas, Melvyn Zhang, Akizumi Tsutsumi, Norito Kawakami


DOI:
10.1002/1348-9585.12086

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